FileMaker関数道場|Acos ( 数値 )

Acos ( 数値 ) とは

Acos ( 数値 ) は、指定した数値のアークコサイン(逆余弦)を返す関数です。

アークコサインとは、コサイン値から角度を求める計算です。

例えば、

  • Cos(0°) = 1
  • Cos(60°) = 0.5
  • Cos(90°) = 0
であるため、
Acos ( 1 )

の結果は 0(ラジアン)になります。

三角関数を利用した座標計算や、GPS・地図システムなどで利用されます。

構文

Acos ( 数値 )

戻り値

数値型(ラジアン)

Acos ( 1 )

実行結果

0

使用例①:コサイン値1から角度を取得する

Acos ( 1 )

実行結果

0

0ラジアン(0度)を返します。


使用例②:60度に対応する角度を取得する

60度のコサイン値は 0.5 です。

Acos ( 0.5 )

実行結果

1.0471975511966

これは60度をラジアンで表した値です。


使用例③:ラジアンを度数法へ変換する

Acos関数はラジアンを返すため、度数法に変換する場合は以下のように計算します。

Acos ( 0.5 ) * 180 / Pi

実行結果

60

人が理解しやすい角度として利用できます。


使用例④:ベクトル間の角度を求める

ベクトル演算では内積から角度を求める際に利用できます。

Acos ( 内積 ÷ ( ベクトルAの長さ * ベクトルBの長さ ) )

結果

ベクトル間の角度(ラジアン)

機械制御やCADシステムなどで利用される計算です。


使用例⑤:GPSや地図システムで利用する

位置情報を扱うシステムでは方位や角度の計算に利用できます。

Acos ( 値 )

活用例

用途内容
GPS方位角計算
地図ルート計算
CAD図形角度計算
物理計算ベクトル演算

活用シーン

  • GPSシステム
  • 地図システム
  • CADシステム
  • ベクトル演算
  • 数学計算
  • 物理シミュレーション

注意点

引数は -1 ~ 1 の範囲で指定する

コサイン値は -1 ~ 1 の範囲しか存在しません。

Acos ( 2 )

実行結果

?

エラーとなります。


戻り値はラジアンで返される

Acos関数の戻り値は度数法ではなくラジアンです。

Acos ( 0.5 )

結果

1.0471975511966

60度ではありません。

度数法で利用する場合は変換が必要です。

Acos ( 0.5 ) * 180 / Pi

関連関数

コサイン値を取得する

Cos ( 数値 )

Cos ( 0 )

結果

1

サイン値を取得する

Sin ( 数値 )

Sin ( Pi / 2 )

結果

1

アークサインを取得する

Asin ( 数値 )

Asin ( 0.5 )

結果

0.523598775598299

アークタンジェントを取得する

Atan ( 数値 )

Atan ( 1 )

結果

0.785398163397448

Acos ( 数値 ) と Cos ( 数値 ) の違い

関数結果
Cos ( 0 )1
Acos ( 1 )0

Cos は角度からコサイン値を取得し、Acos はコサイン値から角度を取得します。


まとめ

Acos ( 数値 ) は、コサイン値から角度を取得するための関数です。

特に以下のような場面で活躍します。

  • GPSの方位計算
  • 地図システム
  • CADシステム
  • ベクトル演算
  • 数学・物理計算
一般的な業務システムで利用する機会は多くありませんが、位置情報や図形計算を扱うシステムでは重要な関数の一つです。

> 「コサイン値から角度を求めたい」と思ったら、Acos ( 数値 ) を使いましょう。